文責:土井探花
(以下、イマココ現代俳句2026年06月06日「 口語俳句作家による現代口語俳句トピックス」で使った資料です)
https://x.com/genhai_/status/2056240964306685985
■導入~なぜこんな話をするのか?
・文学フリマ東京における短詩カテゴリーの中の俳句の割合→「俳句敬遠論」
・口語句オンリーHPや「口語俳句大賞」の陥穽
・現代口語俳句は俳句賞に拒絶されているのかも……。
・マクドナルドのXポストやファンタCMでちょっと気になったこと
・やっぱり口語俳句人口を増やしたい!
■現代口語俳句とそれに関する最近の議論
・現代口語俳句とは(発表者なりの解釈)
口語の定義とは?(非文語・口語的・話し言葉……)・切れ字・仮名遣い・季語・定型・破調・長律・短律・自由律……
【例句(2020年以降)】
コンビニの花火がしょうもなくて笑う 木田智美(2021)
ゆず湯の柚子つついて恋を今している 越智友亮(2022)
Cf.金光舞氏「口語俳句の可能性について」
https://sengohaiku.blogspot.com/2025/09/spoken-001.html
パンジーが幕府をひらけさうですね 土井探花(2023)
次世代のまつげパーマの秋思をどうぞ 小川楓子(2025)
手に取れば枯葉はもう風景ぢやなかつた 植田遥大(2026)
・『noi』『俳句は肯定の文学』による口語俳句への挑戦
「野風抄」での年間テーマ「口語」の設定
・今回の年間テーマを通して、必ずしも、口語っていいなぁと思って欲しい訳ではない。このように「口語」を意識して作ることによって「文語」についても考えをめぐらせてもらえれば嬉しいし、ひいては俳句とはなにかを考えるひとつの切り口となれば幸いだ。
(『noi』第一号の野口る理氏の発言より引用)
・口語の一回性の力に賭けてみたい。口語に託された命のかけらを探したい。それは移ろいやすく消えやすく、それゆえに私たちにとって価値あるものだから。
(神野紗希氏『俳句は肯定の文学』(2026)より)
・樫本由貴氏(「小熊座」俳句時評)の「noi批判」及び問題提起
https://www.kogumaza.jp/2509haikujihyuu.html
「口語俳句」を名乗るなら、それは必ずや定型からそれていくはずだ。ならば、いま・ここの「私」の「肉声」を重視する立場の口語俳句の書き手が、それを棄損しさえする定型を選ぶことについて、まず口語定型俳句の書き手が議論すべきだろう。無自覚そして無批判に定型を用いるなら、それは選択ではなく、俳句への〝凭れ〟ではないか。(同ページより引用)
→現代口語俳句は五・七・五に凭れてはいけないのか?
→五・七・五、あるいは有季定型に本当にこだわっているのは誰か?
■若手現代口語俳句作家のチャレンジ
知念ひなた氏「ゆりかごB」より
おぼえて花(偉い?)あたらしい靴で転ばない
閉鎖・開放・だめ・だめじゃない秋に体をほめられて
冬に朝がくるまで子宮をひらくみたいに利き手?
(https://note.com/fumipiqi より一部を抜粋・引用)
おおにしなお氏「だれかの手帖、よんでるみたいに」より
周回遅れ どうしても残像とみずあそび
ちょっとかわいいつめ割れたつめ雛ながし
いいねしてあげる猫 雨の匂いあくむの匂いもらいに行く
(https://note.com/iruiruka_seki/n/nac3a10b21fdf より一部を抜粋・引用)
■現代口語俳句と現代川柳の「共通点と相違点」
・「現代性」「社会性」「面白さの追求」から見る「共通点」
「現代性」
なりたいものユーチューバーやらけむりやら 小原由佳
くーる便ぞくぞく 気持ちはわざと平気 おおにしなお
「社会性」
ビル、がく、ずれて、ゆくな、ん、てきれ、いき、れ なかはられいこ
原爆の日でしたハッピーセット買えないでした 髙田祥聖
「面白さの追求」
言い負けて両面コピーされている 熊谷冬鼓
いやさすがに祝辞に韮の話って 斎藤よひら
・「相違点」というより「共通点」から現代川柳と手を繋ごうとすることの限界
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